皆さまこんにちは、マーケティングデザイン制作部の藤林です。
突然ですが、あるメーカーやブランドの新商品や新しいCMを観て、
「(このメーカー)らしくない」「ぽくない」と感じたことはあるでしょうか。
そういったことを「トーン&マナーがずれている」と言ったりします。
トーン&マナーとは広告業界でよく使われる言葉で、
デザイン全体の雰囲気であったり、デザインから受ける印象のことを指します。
トーン&マナーをしっかり設定することによって、一貫性のある世界観を伝えることができ、
ブランディングに必須です。
トーン&マナーを決めたほうがいい理由
1.一貫性を持たせることで、お客様から覚えてもらいやすくなったり、
競合との差別化を図ったりすることができます。
成功しているブランドは、ロゴからWebサイト、Instagramまで
トーン&マナーによってイメージをしっかりと統一しています。
2.関係者間でトーン&マナーの認識を共有することができれば、
イメージのブレがなくデザインがスムーズに進みます。
広告を担当するデザイナーが複数であったり外注する場合などトーン&マナーのルールをしっかり決めておくことで
見当違いのものができる可能性を減らし、工数の削減につながります。
チラシやランディングページのトーン&マナー
メインターゲットとは違う層に知ってもらいたい場合など、
あえて現状のブランドイメージから離れたい、といったケースもあると思います。
全く異なったトーン&マナーでプロモーションすることは場合によってとても有効で、
特にチラシやランディングページなど、販促・キャンペーン向きの期間を限定した広告に向いています。
トーン&マナーの決めかた
次につくるランディングページではガラッとイメージを変えたいけど、どんなイメージがいいだろう?
そんな場合は、ターゲットをもとにトーン&マナーを考えてみましょう。
「こんなお客様に来て欲しい!」という人物像を
年齢、性別、ライフスタイルなど深くイメージしてみます。
そしてその人が好みそうなイメージを思いつくまま書き出してみましょう。
どんなイメージが出てきたでしょうか。
かわいい・かっこいい・楽しそう・親しみやすい・力強いなど…
このようなイメージの言語化は便利ですが、どうしても
その人の知識や経験などにより認識のズレが出てしまいます。
イメージの共有に適した手段って?
イメージを共有するための分かりやすい手段として、
すでにあるWebサイトやチラシなど、ビジュアル面でイメージ共有することがおすすめです。
イメージがわかない場合、InstagramやPinterestのような
多くの画像を見ることができるサイト・アプリをざっと見て、
イメージに近いものをブックマークしておくと便利です。
いかがでしたでしょうか。
集客がうまくいかない時、トーン&マナーを意識すると様々な発見が得られるかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
お問い合わせはお気軽にご連絡ください。(藤林)
保存保存