こんにちは!マーケティングデザインの廣見です。
スポーツクラブへの入会を検討しているお客さまは、必ずといっていいほどインターネットで検索をし、『どこのスポーツクラブに通おうかな?』や『通うのどうしようかな?』など比較検討を行います。
その検討期間は平均45日くらいなので、検索広告から自社サイトに訪れてもお客さまはどうしようかを結構長い期間考えいることが分かります。
この検討期間はずっとサイトを見ていないのですべての方が一度サイトから離脱します。
今回ご紹介する、リマーケティング広告はサイトから離脱したユーザーに対して広告を出す仕組みになります。
リマーケティング広告とは?
例えば、通勤時の電車の中で『痩せたいな~』と思ってインターネットで検索をし、あるスポーツクラブのサイトを閲覧したとします。
サイトは見たけれども、目的地に着いたのでそのサイトを閉じました。その後、『この間見たスポーツクラブってどこだったっけな・・?』と、忘れられてしまうことは実際によくあることです。
ユーザーが検索をし自社のサイトに訪れたけれども入会など何かしらのアクションをしなかった方達に対してアプローチするのがリマーケティング広告になります。
リマーケティングが優れている理由とは?
リマーケティングは、1度サイトへ訪れたユーザーがGoogleやYahooの持っている他の広告枠にあるサイトを閲覧した際に追いかけて広告が出る仕組みです。
1度サイトに訪問したら終わりではなく、追いかけて広告を出すことができるリマーケティングは別媒体をまたいだ広告の出し方などができるため、検討期間が長かったり、金額が高めのため即決ができないようなサービスなどに、とても向いている広告の表示方法です。
リマーケティングも検索広告同様、1クリックに対して費用が掛かってきますが、リマーケティング広告は検索広告よりもクリック単価が安い傾向があるため、検索広告の10分の1くらいのクリック単価で広告を出すことができます。※キーワードや地域、時期によって単価は異なります。
そのため、予算を抑えながらも見込みのあるユーザーへ広告を出したい方にオススメです。
検索広告の他に優先順位が高い広告は?
次に、ご紹介したのいがFacebook広告です。
Facebookを利用しているユーザーはアカウントを登録するときに実名で登録をし、住んでいる地域・性別・趣味・関心事などを設定します。
そして『イイネ!』を押した関心興味に関してFacebookが情報を取得しています。
Facebook広告は特定のターゲットに広告が出稿できる
Facebookは個人の情報をかなり細かく設定できるので、ジョギング・エクササイズ・ウェイトトレーニングなど興味がある人に対して精度の高いターゲティングを行うことができるのが特徴です。
このように特定のターゲットに対して広告を出稿することが可能なため、例えば25歳~55歳までのスポーツクラブやフィットネスに関心がある女性ユーザーを特定して広告を出すことができます。
しかし『Facebook広告って若い人しか見ていないのではないですか?』という質問もよく受けます。
Facebook広告が効果ある年代とは?
オレンジのグラフは”ジャストシステム”の調査でFacebookアカウントを持っている人の割合になります。
このグラフを見るとFacebookのアカウント自体はどの年代も持っていることが分かります。そして、青いグラフが弊社でFacebook広告を運用し申し込みのあったお客様のデータになります。
2つのデータを元に申し込みのあった年代を比較してみると、広告に反応しやすいのは25歳~44歳、多くて54歳くらいまでの層ではないかと弊社では認識をしています。
このデータからもFacebook広告は若い世代だけのツールではなく年齢問わず、アカウントはもっており、そこから申し込みなど何かしらのアクションをしていることも分かります。
Webマーケティングの重要性
弊社が設立した2000年に比べるとチラシ自体は20%ほど減っており、これからもっと減ると予想しています。しかし、チラシ自体は夜間人口が多い地域や居住年数が多い地域に関しては有効な媒体だと考えています。
そういうこともあり、私たちは商圏を見た上『あえてチラシを外しましょう』というお話しはしていません。しかし、チラシに依存していく限りチラシに影響された集客になっていくのは避けられないことだと思っています。
現在、10年間に1,000万人のペースで人口が減少しています。人口が減っていることは顧客対象が減っていることになりますが、スポーツクラブ産業自体は若干伸びています。
人口は減ってもスポーツ業界は伸びている
すなわち、競合が増えているということなので、戦い方がより厳しくなってきているのが事実です。
私も元々、紙媒体に力を入れて販売していたので、少し前までは駆けずり回り赤ペンで校正をしていました。リスティングや検索広告などめんどくさいなっと思う気持ちはすごく理解できます。
しかし、戦い方が厳しくなってきた業界だからこそテクノロジーを活用して生産性の高い効率の高い広告へ進んでいくことが重要だと思っております。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
検索広告の次に取り組む広告として、リマーケティングやFacebookなどをご紹介させて頂きました。
スポーツクラブの業界はチラシをメインで活用しているところが数多くあります。
しかし、競合が増えている今だからこそ、インターネットを利用してより生産性の高い広告へ進んでいくことが、より多くのお客さまを呼び込む秘策となると考えています。
不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。(廣見)
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