こんにちは!マーケティングデザインの廣見です。
リスティング広告を始めるにあたって「どのくらいのキーワード(1回目でお伝えした、サービスキーワードと代替キーワード)を設定すれば良いの?」というご質問をよく受けます。
結論から申し上げますと、キーワードの設定は「漏れがない」と思える程度で十分です。
その理由を、これから東京でリスティング広告を出稿する方を例に上げてご説明したいと思います。
例えば、総合スポーツクラブの設定の場合『スポーツジム』や『フィットネス』という言葉はすぐに浮かんでくるキーワードだと思います。しかしそれだけでなく、具体的なサービスもキーワードの一つとして考えます。
『パーソナルトレーニング』や『マンツーマントレーニング』も自社のサービスにあって集客したい場合は追加し、『ヨガ』もやっている場合はキーワードも追加して設定しようと考えていきます。
このようにして思いついたキーワードが
- スポーツジム
- フィットネス
- パーソナルトレーニング
- マンツーマントレーニング
- ヨガ
これで5個のキーワードですが、逆に5個で良いのです。
準備するキーワード数は?
この上記の図を見てみてください。
『サービスそのものキーワード』は5個ですが、エリアの掛け合わせキーワードと組み合わせることで合計169キーワードが設定できます。
そして、『スポーツジム』や『フィットネス』の代替サービスに関するキーワードも考えていきます。
例えば『体幹トレーニング』が代替サービスになるのであれば『体幹トレーニング』をキーワードとして設定をし、競合よりも広告上優位になりたいということであればキーワードとして追加をします。
キーワード設定のポイントは『たくさんのキーワードを入れること』ではなく『漏れがないようにキーワードを入れること』が非常に重要となります。
では、なぜキーワードを沢山入れる必要がないか?という理由については「キーワードマッチタイプ」という4つの出し方が重要なポイントとなっています。
キーワードのマッチタイプとは?
Google、Yahooともに、キーワードの出し方として4つのマッチタイプがありますのでそれぞれ特徴をご説明したいと思います。
完全一致:『ジム 体験』と設定をした場合、『ジム 体験』と検索した方にしか広告が出ない仕組みになっています。
フレーズ一致:『ジム 体験』で設定した場合、ユーザーが『ジム 体験』『ジム 体験 無料』『無料 ジム 体験』とキーワードは一緒で語順(前後)が同じ場合に広告が出ます。
絞り込み部分一致:『ジム 体験』で設定した場合、『ジム』と『体験』のキーワードをユーザーが検索語句に入れれば、『ジム 東京 体験』『体験無料 ジム』など前後が入れ替わっても、他のキーワードが間に入っても広告が出るキーワードマッチタイプです。
部分一致:上記3つのマッチタイプの中でも一番キーワードの拡張が多いのが特徴で、例えば『エステ』というキーワードを設定した場合、『ダイエット』や『デトックマッサージ』など登録したキーワードに近い語句や類義語など幅広いキーワードで広告が表示されます。
最後にご紹介した『部分一致』はGoogleのAIを使い機械学習をしており、設定した1つのキーワード幅広く広告を出してくれるのでメリットも感じられますが、関係のないキーワードでも広告が出てしまう難点もあります。
部分一致のメリットとデメリット
例えば、キーワードを『ジム』で設定すると『ポケモンジム』や『ポケモン』ジムと関連して、『ボクササイズジム』や『ジャングルジム』と検索したユ―ザーやさらに『事務の採用』や『事務のバイト』など『ジム』の類義語など幅広いキーワードで広告が出る可能性があります。
無駄なキーワードを初期設定で除外
AIを活用するのはインターネット上でとても大事なことですが、部分一致のように類義語にも広告が出てしまう恐れがあるため、無駄なキーワードを元々理解した上で設定をしておかないと広告費が無駄になってしまいます。
そのため、最初のキーワード設定は非常に大切だといえるのです。
まとめ
今回はキーワード数との4つのマッチタイプについてご説明しました。
ご不明点などありましたらお気軽にお問い合わせください。
次回は、自社の強みを生かした広告文の作成方法についてご紹介します。
どうぞ、次回もお楽しみに!(廣見)