皆さまこんにちは、マーケティングデザイン制作部の藤林です。
デザインを依頼するとき、情報の他に
「イメージ」を伝えられることが多いと思います。
スポーツに関する広告の場合、
「躍動感」「アクティブ」「スポーティー」なイメージで作成してほしい、といったご依頼が多いです。
今回は紙やWebの静止している平面上で動きのあるデザインを表現するためのコツとは?
をお話しさせていただきます。
動画ならスピード感は表現できますが
そもそも、静止画でどうやって動きを表現するのか?
デッサンの用語で、人の心理的・生理的機能を利用して静止画に動きを感じさせる
「ムーブマン」という技法があります。
これをデザインに利用し、躍動感やスポーティーさを表現してみましょう。
方法は大きく分けて2つあります。
1.方向性が備わったエレメントをつかう
前回の記事でもお伝えしました、
人の顔や目線、手の向き。
車、靴や矢印。(前と後ろがはっきりしている)
それ自体に方向性があるものを使います。
ヨガや体操などでよく見られる、手足を伸ばしたポーズなどは
それだけでダイナミックなムーブマンを感じさせることができます。
2.エレメントの配置を工夫する
こちらはそれぞれを、正立(正しい向き)で配置したレイアウトです。
次にこちらは、角度を調整したレイアウトです。ムーブマンを感じられますね。
このように、ラインの線が遠くで交わるような、大きな三角形の角度に調整すると、
よりムーブマンは強くなります。
これはラインが矢印を象徴しており、視線が矢印の先に誘導されるためです。
トリミングで躍動感をプラス
こちらの写真は背景にスピード感があり、そのまま使用しても躍動感があります。
この角度を変え、さらに斜めにトリミングしてみます。
平坦の方がスピードが出るというのはここでは置いておいて、
下の写真の方が、強い方向性 による動きやアクティブ感が出ていると思います。
曲線でもムーブマン
直線だけでなく、曲線でもムーブマン を感じさせることは可能です。
やわらかさや優美さなど、女性らしさの演出にはぜひ取り入れたいですね。
こちらはジェイマックス様のチラシです。
すらりと伸びた体躯となめらかな曲線が、
流れるような動きを感じさせています。
スポーツ系の広告以外でも、ムーブマンを感じさせるデザインは
ランディングページであれば下へ下へと読ませたり
チラシであれば裏面をめくりたくなるような、
見る人を飽きさせない、読ませる原動力となったりします。
上手く利用し、集客につなげたいですね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
お問い合わせはお気軽にご連絡ください。(藤林)