皆さまこんにちは、マーケティングデザイン制作部の藤林です。
早いもので今年もあと1ヶ月、年末にかけてお忙しい時期が続くと存じますが、
そろそろスイミング・体操など来春のジュニア春休み短期教室の募集を考えられているスポーツクラブ様も多いと思います。
今回は、成功する春短期教室チラシとは?をテーマに、主に「配色」にスポットを当ててお伝えしたいと思います。
▪️色をたくさん使ってもスッキリ見せる方法
こちらは今年のスポーツクラブゼオス泉佐野様の春休み短期教室のチラシです。
かなり情報量が多く、色もたくさん使っていますが、スッキリまとまっているかと思います。
なぜでしょう?
それは「トーンイントーン配色」という手法を用いているからです。
トーンイントーンは、色を多く使ってもトーン(色調)を揃えることでまとまりのある配色にすることができる手法です。
こちらは「ペールトーン」「ライトトーン」を使用しています。
ペールトーンは「やわらかい」「やさしい」「かわいい」といったイメージ
ライトトーンは「子どもらしい」「さわやかな」「楽しい」といったイメージを持っています。
「春」「子ども向け」にぴったりのイメージです。
トーンは他にもダークトーンやソフトトーンなどの種類があり、
どのトーンを使うかによって全体の雰囲気をコントロールすることができます。
▪️色もトーンもたくさん使うと…
ここでトーンをバラバラにした例を見てみましょう。
色相は先程と同じですが、トーンを揃えないとまとまりのない印象を与えてしまいます。
情報量の多い場合は特にこういった色彩のバランスに注意することでスッキリ見やすくなります。
▪️春短期チラシのターゲットは?
ところで、 子ども向けのデザインといえば、ビビッドカラーが思い浮かびますよね。
子ども向けのオモチャや子ども部屋の家具などもカラフルではっきりした色が多いです。
これは知的好奇心を刺激する・脳の発育によい影響があるなどの理由があるそうです。
試しに先程のチラシをビビッドトーンで作成してみました。
はっきりした目を引く色合いで、子ども向けチラシとして間違いではありません。
ビビッドトーンのイメージとしては子どもらしい・活動的な・元気な などが挙げられます。
しかし今回は「春短期」チラシであるのでペールトーン主体を選択いたしました。
また、実際春短期チラシを手に取り、検討するのはお子さまではなくお父さん・お母さんです。
そのため、保護者の方が好まれる配色であったり、信頼・安心できる内容であることが大切です。
▪️メインカラーを決めて変化をつけたい場合
春といえば桜。春チラシはやっぱりピンクを使いたい!
そんな時はピンクのドミナントカラー配色を使ってみましょう。
同じ色相でまとめ、トーンで変化をつける手法です。
いろんなトーンのピンクを使っていますが統一感があり、より春らしさを感じられます。
▪️広告で大切なのはターゲットの共感を得ること
制作部ディレクター税所の記事でもご紹介しておりますように
反響のあるチラシは「ターゲットの共感」を得られるポイントが上手く入っています。
デザイン面においては配色・写真・書体などで共感を得ることのできる要素を入れましょう。
保護者の方はチラシを見て検討している時、お子さまが実際に短期教室を体験しているところまで考えます。
そのためにも写真は重要です。フリー素材のキレイな写真より、実際の様子がわかるリアルな写真のほうがおすすめです。
また、「保護者様の声」もあるとより良いです。
過去実際に体験された方の声は、何よりも重要視され、信頼されますので、
普段からアンケートなどでお声を頂いておければベストです。
いかがでしたでしょうか。
色はトーンの違いにより、様々な色合いに変化し与える印象をコントロールすることができます。
デザイン面・内容ともに共感を得られる広告を作成し、集客を成功させましょう!
お問い合わせはお気軽にご連絡ください。(藤林)