スポーツクラブでは、チラシ集客に取り組んでいる施設がほとんどだと思います。私たちマーケティングデザインでも、多くのお客様のチラシ制作のお手伝いをするなかで、集客に有効な作り方のノウハウを蓄積してまいりました。
その中のひとつに、ニーズとウォンツがあります。ニーズとウォンツとは、「抽象的な欲求を具体的なサービスや商品で補う」というマーケティングの考え方です。今回は、このニーズとウォンツの考え方を取り入れて制作したチラシをご紹介いたします。
ニーズとウォンツを取り入れたチラシの成功事例
マーケティングデザインのお客様に、大阪の関西国際空港の近くに位置する「スポーツクラブゼオス泉佐野」様がいらっしゃいます。ここの施設で制作したチラシの反響がとてもよかったので、成功事例としてご紹介いたします。
ゼオス様は地域密着型のスポーツクラブとして経営をなさっているところが特徴の一つです。来ていただいているお客様は、施設の充実度と、スタッフの丁寧な指導、アットホームな雰囲気に満足されているとのことで、施設の様子がよくわかる、親近感の持てるデザインに仕上げました。
実際にチラシ制作ではこのように分析いたしました。
ニーズ(抽象的な欲求) | ウォンツ(具体的なサービスや商品) | |
色々な種類の運動がしたい | >> | スタジオ、プールやジムが充実して、総合的に運動できる点を訴求 |
スタッフに親切に教えてもらいたい | >> | スタッフが常駐して、スタッフとの距離も近い点を訴求 |
リラックスして癒されたい | >> | お風呂やサウナもあり、プラスアルファの楽しみ方も訴求 |
このように、たくさんのニーズを抱えたターゲットが釘付けになるデザインを考えて、チラシ作りをしていきました。ちなみに、価格的なキャンペーンは、入会の敷居を下げるための手法になります。
その結果、広告費56万円に対して、入会者数が125人。顧客獲得単価は、4,480円。
一人あたりの顧客獲得単価として8,000円~10,000円を目指しているクラブが多いなかで、お客様にはとても満足していただける結果となりました。
当たるチラシは2度、3度と配布せよ
先ほど紹介したスポーツクラブゼオス泉佐野様のチラシは、反響もよくてお客様もたいへん喜んでくださいました。
このように、消費者に響くチラシが完成すると、コストパフォーマンスの高い集客につながります。では反響の高いチラシができたらどうするのか。私は、このようにお客様にご案内しています。
「同じデザインで2度折り込んでください」。
これも基本的なことなのですが、皆さん違うデザインにしたいと思われるんです。当然ですが、基本的なデザインは変えずにキャンペーンの内容や季節に応じたコピーを変えていく認識でお願いします。
スポーツクラブゼオス泉佐野様のチラシも同じデザインで2度折り込みました。そして2度とも反響が出ています。
まずは、「反応あったらもう1回打つ!」です。これはぜひ実践していただき、効果的な集客に結び付けてください。
まとめ
次号ではマーケティングデザインがおすすめするweb広告媒体「ランディングページ」についてお話しをさせていただきます。お見逃しなく!(税所)
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