ここでは競合店に勝つためのチラシ制作についてお伝えさせていただいております。前回は、競合店に勝つためのチラシ制作に必要なポイントとして「ニーズ」の調べ方についてお話しいたしました。今回は「競合店に勝つチラシを作る!SNS時代のニーズとウォンツの調べ方(後編)」として「ウォンツ」の調べ方についてお伝えしていきます。
前回、ご説明したように抽象的なニーズを具体的な商品やサービスで補う、というような考え方が大切だということをお伝えいたしました。
スポーツクラブの場合、ダイエットを例にあげると、「急いでダイエットをしたい!」というニーズがあって、それを解決するためサービスや手段である「パーソナルで即効ダイエット」や、「食事コントロール」、「ホットヨガ」などがウォンツにあたります。
今回は、ウォンツ=欲求を補う具体的な商品やサービスの調べ方についてお話しを始めて参ります! ぜひ参考になさってくださいね。
ウォンツの探し方
ウォンツ、つまりチラシやWebに掲載して訴求する具体的なサービスを知るためには、まずは自社の強みを知りましょう。
自社の強みを知らなくして競合店に勝てる術はない!といっても過言ではありません。しかし「灯台下暗し」ということわざもあるように、意外に自社の強みが見えない店舗も多いのです。では、そこで代表的な方法を二つお伝えします。
SWOT分析フレームワークの活用
S(Strengths):強み、W (Weaknesses):弱み、O (Opportunities):機会、T(Threats) :脅威、それぞれの頭文字をとって、SWOT分析フレームワークといいます。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、こういった表を使います。
内部環境と外部環境にそれぞれ分かれています。内部環境というのは、自店のこと。そして、外部環境というのはフィットネスだったらフィットネス業界のことです。それぞれに強み、弱み、機会、脅威と分けます。
例を出してご説明します。
例えば、総合フィットネスクラブの場合。競合は低価格のジム施設だったとします。そんなフィットネスクラブが自店の強みを探りたいとした場合を例にあげてみます。
・外部環境「運動需要は上昇傾向」「高齢者へのサービスが伸びている」
・外部環境の脅威「特化型運動施設の新入が著しい」「フィットネスクラブの利用者は減少傾向にある」
・内部環境「スパを始め施設が充実している」「スタッフの質が高い」「いろんな資格を持っている」
・内部環境の脅威「低価格ジムに比べて料金が高い」「細かなニーズに応えにくい」
ということが例として挙げられます。
このブログでは2つずつ掲載していますけれども、本来ならばできるだけたくさん出してください。その中から自社の強みを見つけだしてください。これは1回だけではなく年に2回、3回するものです。これはなぜかといいますと、内部環境と外部環境の変化が著しいといった現状があるからです。
自社の良いところをお客さまに聞く
次に、ウォンツを探る方法として推薦するのは、「お客様に自社の良い部分をヒヤリングする方法」です。
この方法を実施したお店の方に聞きますと、お客様から貴重なご意見をいただいけたという声がけっこうあるんです。お客さまととても近い距離で皆さんお仕事されていると思いますので、コミュニケーションは取れていると思います。話の流れでさらっと聞いてみてください。
自分たちがわかっていないところを第三者のお客さんが教えてくれることも多々ありますので、ぜひ一度試してみてください!
まとめ
チラシを作る際に必要な情報を探る方法として、前回から2回にわたって「ニーズ」と「ウォンツ」についてお話しいたしました。
その二つの中から今回は「ウォンツ」についてお話しいたしました。ウォンツを知る方法としては、SWOT分析と、お客様にヒアリングする方法をお勧めしております。ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
次回は、ニーズとウォンツを知って作る、競合に勝つチラシの作り方についてお伝えいたします。(税所)
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