【チラシ成功事例】反響が298.8%増加したチラシの作り方を徹底解説(後編)

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1504saishoこんにちは。マーケティングデザインの税所です。スポーツクラブ専門の広告代理店で制作ディレクター兼デザイナーをしております。

【チラシ成功事例】反響が298.8%増加したチラシの作り方を徹底解説(前編)」では、チラシを制作する際、エリアマーケティングと3C分析を行ってチラシの構成の柱となるターゲットの抽出と他社との違いを明確化する方法をお伝えいたしました。

後編では実際に制作したクライアント様の事例をもとに顧客のニーズを見える化する方法をお伝えいたします。ご協力いただいたのは兵庫県南あわじ市にある「ゆとりっく」様です。

ゆとりっく様の情報

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施設はプール、スタジオ、ジム、温泉があり、ジュニアスクールを運営されてらっしゃる地域密着型のスポーツクラブです。


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 1:訴求の方向性を決める ~アンケートをうまく活用しよう~

1504saishoチラシ制作をするときは、いきなり色合いや配置などのデザインから作ることはしません。どのような内容で訴求をしていくか企画を考えることから始めます。つまり消費者のニーズに合った訴求方法を見つけて、チラシに反映させていきます。

マーケティングデザインでは消費者の一番興味関心があるコトを知る方法として、さまざまなアンケート結果を参考にしています。みなさんも雑誌やインターネットを使って、アンケートの調査結果を探してみましょう。

前編で抽出した通り、ゆとりっく様の場合は60代~70代の女性がターゲットですので「60歳以上が健康寿命を延ばすために重要だと思うことは?」「この世代の生活において、時間とお金を優先的に費やしたいものは?」という二つのアンケートを参考に、その世代のニーズを探ることにしました。

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「時間とお金を優先的に費やしたいものは?」という調査に対し、健康増進やアンチエイジングに費やしたいと考えている方が半分近くいることが分かりました。

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また「60歳以上が健康寿命を延ばすために重要だと思うことは?」の調査に対し、趣味に使いたいという方が一番多いので、趣味の重要性が分かります。

フィットネスクラブやスポーツクラブも広告担当者にとって、最も当たり前のように感じられるキーワードかもしれませんが、このようにアンケート調査を参考にすることでデータに基づいた企画や訴求方法を考えられるようになります。ゆとりっく様の場合、アンケートを参考にして「フィットネスを趣味のように楽しみませんか?」という訴求方法ですすめることにしました。

2:キャッチコピーを決める ~難しいキャッチコピーは人気ランキングを使って考えよう~

1504saisho訴求の方向性が固まったら、次はキャッチコピーを決めます。私が参考にしているのは「Amazon」です。アマゾンの書籍・売れ筋ランキングを見て、コピーの傾向を調べます。

Amazonのランキング画面はジャンル別に1位から何十位までまとめてみることができてとても参考になります。(※完全に真似するのはもちろんNG ですので、あくまでも「参考」にしてくださいね)

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フィットネスクラブやスポーツクラブに使うコピーの傾向としては、【お手軽】【簡単】【初心者向け】【短くて分かりやすいタイトル】が大多数を占めていますので、シンプルに分かりやすくまとめてみてはいかがでしょうか?

また、さらに掘り下げるとキャッチコピーではこれから紹介する4つの構成が多く使われています。

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ここでは上記4つにすべてが当てはまるキャッチコピーを考える必要はありません。一つだけ当てはまっていれば大丈夫です。ただし、4つ目に記載したターゲットの不安を煽ることは使い方を選びますので注意してくださいね。

ゆとりっく様の場合はアンケート結果をもとに訴求の方向性が「ダイエットと健康」としましたので、その結果をふまえて引き締めに注目することにしました。引き締めから連想できる言葉として「きゅっと」という言葉をキャッチコピーに使うことにしました。

3:デザインを考える ~ポイントは季節感と配色のバランス~

3-1 季節感について

配色で一番大事なことは「季節感を取り入れること」です。季節感を考えた色合いは、すべての年代層に使えますからしっかりと季節感を取り入れてくださいね。
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参考までに、こちらはコンビニの雑誌コーナーの写真です。ちょうど4月に撮影させてもらったので、春らしいピンクや紫などの春を連想させる色が多いことが分かります。

これが夏になると、水色や黄色が増えてきます。ふだんみなさんが何気なく目にしている雑誌やチラシのデザインも、このように季節を感じさせる配色が使われているんですよ。

3-2 配色のバランスについて

3色をベースにデザインを考えるときに、色のバランスはベースカラー:メインカライー:アクセントカラー=6:3:1の比率で計画すると美しく見せることができると言われています。こちらも参考にしてみてください。

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ゆとりっく様の場合は、春の配布でしたので春らしいピンクと紫、あとはアクセントカラーに水色を選びました。

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ターゲットの傾向や地域性を考えてデザインに反映させる

1504saishoゆとりっく様のチラシのターゲットは60代から70代ですので、いわゆる団塊の世代です。世代的な傾向としては、チャレンジ精神が旺盛で健康意識が高く、気持ちも若々しいという傾向があります。ここの「気持ちが若い」というところをピックアップして、若いビジュアルで明るい紙面にすることを決めました。

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また、60代~70代をターゲットにする場合でも実年齢より15歳くらい若いビジュアルに魅かれると一般的には言われています。もしアクティブシニアがターゲットなのであれば、そこから15歳から20歳くらいは若いモデルを使うと訴求効果の高い広告を作ることができるでしょう。

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また、ゆとりっく様のある南あわじ市は前編のエリアマーケティングで調べた通り4~5人の家族が多いことが分かりました。その情報から「子どもから大人まで家族みんなで楽しめる」というコピーを入れています。

気になるチラシの顧客獲得単価は4,716円!

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こちらのチラシは広告ご予算250,000円かけて53人の集客に成功しました。顧客獲得単価4,716円。お客様にも大変喜んでいただきました。

参考までに、ゆとりっく様の集客の状況は、弊社で担当させていただく以前の年は新規入会者が86名。それが、年間新規入会者が257名へ大きく変化しました。

 まとめ

1504saishoいかがでしたか?

いわゆる当たりチラシは、お客様からのヒアリングはもちろん、ターゲットの抽出から訴求の方向性に至るまでデータに基づいて見える化しています。

このような過程を踏むことで、多くの方の共感を生むチラシを制作することができています。ぜひ参考にしてみてください。ご相談はお気軽にどうぞ!(税所)

 

▼このブログの内容を話しているセミナー動画はこちらからご覧ください▼

 

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