「営業マンがデザインの話をするの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。どうして私からデザインの説明をしているのか。その理由は、営業という立場はクライアントの強み・弱み、ライバル店とのバランス、トレンド、業界の市場などをいち早くキャッチできる立場になるからです。ですからマーケティングデザインでは、チラシやWEBのデザインのディレクションは営業が担当し、集客に結びつけています。
さて、今回は「初心者ターゲットのチラシ」における、スポーツクラブ専門の広告代理店のテクニックをお伝えいたします。
目次
1:キャッチコピー編/初心者をターゲットにする場合のキャッチコピー
2:メイン写真編/キャッチコピーと写真は連動させて
3:新しい価値編/ターゲットが知らないと思われる情報を掲載する
4:信頼編/スタッフの資格や設備の特徴を記載
5:アイコン編/アイコン+誘導文言で注目度アップ
~この記事は、SPORTEC 2015で開催した「~広告担当者の方必見~フィットネス業界のチラシ4,800デザイン作った男が教える、当たるチラシの作り方!」 というセミナー内容をもとに、Web用に再編集してお届けしています~
1:キャッチコピー編/初心者をターゲットにする場合のキャッチコピー
(補足)初心者ターゲットの訴求文言をメインコピー以外で使う場合
アイキャッチ性をUPさせるため、初心者マークアイコンや吹き出しなどの飾りパーツを加えて視覚的理解を促します。
2:メイン写真編/キャッチコピーと写真は連動させて
写真選びでは、ターゲットは初心者ですから、女性がストレッチをしている姿や笑顔でフィットネスを喚起させるような前向きなイメージの写真が適しています。 思い切り走っている写真や、重量のあるバーベル持ち上げている写真は、キャッチコピーとチグハグなイメージを生み出してしまい説得力がなくなるので注意しましょう。
3:新しい価値編/ターゲットが知らないと思われる情報を掲載する
消費者が知らない評価基準や、スポーツクラブに対するイメージを変えることは、入会を検討している方にとってスポーツクラブを選ぶ理由にひとつにつながります。
例えば、見学無料、駐車場の有無、お風呂・シャワーなどの付帯施設など、そういったニーズも確実にあります。
4:信頼編/スタッフの資格や設備の特徴を記載
例えば、資格でしたら「健康運動指導士」や「フィットネストレーナー」など、スタッフが保有している資格を具体的に記載。設備面のこだわりでしたら「水がきれい」「マシンが使いやすい」「段差がない」なども訴求のポイントです。
5:アイコン編/アイコン+誘導文言で注目度アップ
その際、大切なのは目に留まるアイコンと誘導文言です。デザインのポイントになるアイコンを使い、その周りに背中を優しく押してあげる誘導文言を掲載しましょう。
日本のフィットネス参加率は3%といわれています。しかし、日本人の健康意識は非常に高いのです。
このグラフからも分かるように、平均して74.6%もの方が運動不足を感じています。また、健康のために気を付けたいこととして、運動やスポーツをするようにしたいと考えている方も半数以上。
グラフからは51.4%もの方が興味を持っていることが分かりました。このグラフで分かることは、スポーツクラブへの参加率が3%と言われていますが、潜在顧客は半数以上に上るという事実です。初心者の方向けの集客も十分な潜在顧客がいることが分かります。私がお伝えした具体例を使って、ぜひ初心者向けの集客チラシに挑戦してみてください。(久保)