こんにちは。スポーツクラブ専門の広告代理店、マーケティングデザインの細野です。
これまで当ブログではハフモデルを使って、同心円状の商圏から踏み込んだ“理想の商圏”を導き出してきました!
ご自身でトライするにはちょっと複雑・・・だと感じるかもしれませんが、何はともあれ効率の良い集客をするためにはエリアマーケティングは絶対に必要な下準備です!!
今までの下準備で導き出した“理想の商圏”でどのような販促を行うのか――。今回はエリアマーケティングの応用編として、広告の打ち出し方を紹介します!
それでははじめましょう!
==エリアマーケティング目次==========
1回目 <エリアマーケティング初級編>国勢調査から“集客の現状”を知る3つの方法
2回目 <エリアマーケティング中級編>自社の強みと“集客力ポイント”をライバル店と比較する方法
3回目 <エリアマーケティング上級編>スポーツクラブの“理想の商圏”を知る方法
4回目 <エリアマーケティング応用編>商圏で一番効果的な広告活動をするために ←今回
======================
~この記事は、SPORTEC 2015で開催した「集客目標達成の為の戦略的エリアマーケティング」というセミナー内容をもとに、Web用に再編集してお届けしています~
“理想の商圏”と集客目標人数を導き出し、ピンポイントで集客する!
このブログで今まで紹介してきたエリアマーケティングの方法は、町丁目単位で集客目標人数を導き出す大切さをお話してきました。
エリアマーケティングの下準備が整うと、どこに・何人足りないという目標数字を出すことで、焦点を絞った集客ができるようになってきます。
このように分析を行うことで、他店との兼ね合いも考えて入会促進しやすい部分や、足りない部分に効果的な集客を行うことができるようになります。
では、具体的にはどのような販促を行うのか、ねらった商圏にピンポイントで広告を打つ方法をご紹介いたします。
エリアマーケティングでおすすめしている集客媒体ベスト3
私たちがオススメしているものは以下の広告媒体になります。
(1)ポスティング
新聞折込よりもエリアを限定して配布できるのがポスティングですね。
ポスティングであれば町丁目単位でセグメントができますし、新聞を読んでいない見込み客にも届けることができます。
例えば集合住宅が多く、新聞購読率が低いエリアにおすすめです。
(2)郵便局のタウンプラス
ポスティングができないマンションがあるところに有効なのが、郵便局が行っている「地域指定郵便」です。
「タウンプラス」という名前で商品展開しています。このタウンプラスも町丁目単位でセグメントができ、なおかつ郵便配達員の方が投函してくれるので、ポスティング禁止のマンションにも届けることができますね。
タウンプラスのデメリットは、コストがかかる点です。しかし、エリアマーケティングによって戦略重点エリアが見えてきますと、タウンプラスのような「ちょっとコストはかかるけど、確実に届く」媒体の展開も良いと思います。
(3)折込チラシ
皆さんが定期的に行っている「折込チラシ」も、エリアマーケティングによって“理想の商圏”を探すことが大切です。
当たり前のように行っていた新聞折り込みのエリアを定期的に見直すことも、足元商圏をかためるうえでは忘れてはいけない視点です。
(番外編)インターネット広告
番外編としては、インターネット広告を薦めることもございます。
例えば、ビジネス街などで昼間人口が多いエリアは、商圏も広域になります。
コストパフォーマンスの高いインターネット広告も効果が出ていますので、一案としてご提案しています。
またリスティング広告を行う際は、エリアマーケティングの情報をもとに<駅名>などの具体的な地域名の設定も行っています。
例えば、「フィットネスクラブ 駅名」 、「フィットネスクラブ 新宿」、「スポーツクラブ 恵比寿」などです。
このようにエリアマーケティングを行うことで、リスティング広告のエリアの設定も、無駄なく・漏れなく出稿することができます。
無駄がなくなることはつまり、リスティング広告を運営する上で大切な品質スコアにも関係してきます。
エリアマーケティングは、チラシやポスティングのアナログな広告展開だけでなく、インターネットを使った広告にまで大きく関係してくることが分かります。
エリアマーケティングでPDCAを回す
エリアマーケティングをして、広告を出稿したあとは必ず効果検証を行いましょう。
必ず結果を振り返ることが大切です。次の広告に活かすPDCAサイクルを回していきます。
現在、マーケティングデザインではこういった形でお客さんにフィードバックを開始しています。
このレポートは、広告のビジュアル、折り込みやポスティングなどの広告展開、費用対効果、顧客獲得単価、また集客した顧客の年齢層や、ホームページのアクセスの推移などがまとまっています。
このように効果検証を行って一回のエリアマーケティングが完結します。
いかがでしたか?
エリアマーケティングと聞くと、自社を中心に2km、3km、5kmと、円を描いて参加率を調べるだけの施設様がまだまだ多いと思います。
しかし、それだけの検証ですと、幹線道路や鉄道などの交通の便も関与してきませんし、ライバル店との関係性も見えてきません。
もっと細かく深く、自社の商圏について知るために、ぜひエリアマーケティングを取り入れて、理想の商圏を導き出してください。
ご興味のある方は、マーケティングデザインまでお気軽にお問い合わせください。この記事がスポーツクラブをはじめ、地域ビジネスをされている皆様の集客のお役に立てるよう、応援しております!(細野)