ここでは3回にわたって、チラシ制作についてのノウハウをお伝えさせていただいております!
1回目は、折込チラシの現状と広告の種類、折込チラシの効果、2回目は当たるチラシのテクニックについてお話させていただきました。
そして、今回はいかにして制作したチラシをターゲットに届けるかをお伝えしていきます。
僕たちデザイナーは、いつも「反響は良いはずだ!」と信じてチラシを作っていますので、広告担当の皆様にはぜひ配布方法にもこだわっていただきたいです。
いかに効果的に配布して反響を上げていくかをお伝えしますね!
今回の内容も、フィットネスクラブ様、スポーツクラブ様向けに書いてありますが、店舗のある地域ビジネスをされている方にとっても有益な情報になっていると思います。ぜひ目を通して参考になさってください。
それでは今回も行ってみましょう!
~この記事は、SPORTEC 2015で開催した「~同業他社はお断りします~ 20代~30代の女性を惹きつけるチラシデザイン」というセミナー内容をもとに、Web用に再編集してお届けしています~
配布方法は新聞折込だけじゃない! ポスティングと手渡しも視野に入れる
私もこの状況には散々悩んでいます。グラフの赤マルのところですね。なんて低いんだ・・・、という数字ですよ、本当に。
・・・チラシのデザイナーとしては考えられません!!!!
しかし、悲観してばかりはいられません。20代の新聞購読者数の少ないところに情報を届けるためには、他の方法が必要だということなのです。
チラシを作ったら、新聞折り込み以外の方法でも届けられますので、考えていきましょう!
具体的には、チラシ配布の方法は、新聞折り込み以外に、「ポスティング」と「手配り」もしっかり考えます。
「ポスティング」と「手配り」の何が良いかといいますと、ターゲットに直接届く点が優れています。そこが一番のメリットです。
ポスティングと手配りは、僕が以前に書いた記事でお伝えした「ナンパ系広告(プッシュ型広告)」と「合コン系広告(プル型広告)」で言えば、まぎれもなく「ナンパ系広告(プッシュ型広告)」に入ります。
街で知らない人に声をかける“ナンパ”と同じく、「ポスティング」も「手配り」も相手は広告を求めていないです。情報を求めていない人に対して、チラシを配るわけですが、引っ掛かりは絶対にあるはずです。
なぜならばしっかりと集客を考えたチラシを、ターゲットに手渡すからです。また、ポスティングの場合は新聞折り込みエリアよりも細かい区分けでポストインできるからです。
要するに、集客をしっかりと考えたチラシを作り、ターゲットをしぼって配布すれば反響が期待できるということです!
チラシの反響が良ければ、同じチラシを撒きつづける!
反響が薄れるまで撒きつづけてください。
僕はこう思うんです。反響があった場合、違うデザインのチラシを打つっていうのは非常にもったいない話です。別に僕は制作者側の立場なので、作るのが嫌やという訳じゃないんです。面倒臭いとかいうそういう問題じゃんないんですよ(笑)。 反響があったチラシは、魅力が伝わっているということです。
僕はお客さんにしっかり喜んで欲しいので、だからこそ当たるチラシは、「もうちょっと捲きませんか」と言います。だからこれをしっかりと守ってください。 これが鉄則です。
でも、実はポスティングと手配りだけでは足りていません! 候補に入れていただきたい広告がもう一つあります。
インターネットを使った集客まで視野をひろげる!
先ほども新聞購読率の説明で紹介した「平成25年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の「インターネットの行動者率」の部分をアップしてみます。
赤丸を付けた93.7%の数字は、20代のWebの閲覧率です。Webサイトを見られる方の多さですね。20代はダントツの93.7%です。ここがもう特に多いです。
なので、Webは絶対に外せない告知媒体です。
チラシで届かない20代若年層の部分は、インターネットを使ってをカバーしてください。
そこで、紹介したいのが「ランディングページ」という販促専門に作ったWebのページです。
みなさんは「ランディングページ」をご存じでしょうか? こんなページです。
通販の楽天さんで、よく縦長のページがありますよね。「ランディングページ」は、 ダダーっと長い販売専門のページのことを言います。
あの長いページには良いところがあります。
「ランディングページ」は上から下に見るので、情報が把握しやすいんですよ。 いわゆる「ホームページ」は、色んなメニューのボタンがあったり、バナーがたくさん貼ってあるので、慣れない人にとっては少しややこしく感じる人もいます。
その反面、「ランディングページ」を作ると、他のページに続くボタンがないので、上から下に集中して情報を読み進めることができます。
さらにもう一つのメリットは、チラシを流用しやすい点です。
なぜかというと、チラシはもともと、紙の決められたスペースに、情報を取捨選択して入れ込んできますね。 なので、そのチラシの情報をランディングページに転用することができる点が優れています。
しかも、「これも入れたいけどちょっと入りきらへん」という、チラシに入れられなかった内容も盛り込むことができます。なぜならばWebの場合は掲載スペースがほぼ永遠だからです。
あまり長くてももええっちゅうもんじゃないですけどね、もちろんWebにはWebのノウハウがあります!
ですので、ここで言います。結論です。
20代~30代の女性をしっかり集客するには、ターゲットを意識した内容と折込、ポスティング、手配り、ランディグページを使ってしっかりお問い合わせにつなげるということです。
これ、あくまでも今回ご紹介したのは折込チラシを中心に集客を考えましたので、他にももちろん方法はあります。
あるんですけど、僕は今まで1500案件という案件数をこなしていますので、その経験に基づいてご紹介させていただきました。
最後にフィットネスクラブ・スポーツクラブの広告ご担当者様へ
当ブログで、3回に分けてチラシの基本、チラシデザインポイント、そして配布の方法をお伝えいたしました。
いかがでしたか? ここまで辛抱強く読んでくださりありがとうございました。
今回この記事を読んだ方に向けて、もしよければチラシのアドバイスをさせていただければと考えております。
御社でいま実際にチラシをされているデザインを私に見せてください。 で、私の経験に基づいて、アドバイスさせていただきます。添削、といったら偉そうですよね。 僕、そんな偉そうな人間でもなんでもないので(笑)。
でも、何かお役に立てることがあると思いますので、ぜひご希望の方は「チラシ添削の件で」とご連絡ください。 お問い合わせフォームはこちら